過去ログ - 番外固体「・・・早いもんだね三年って」
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38:番外個体編
2010/12/09(木) 19:00:56.77 ID:FNB9iMg0
(どうしよう・・・)
と、思わず番外個体は服の裾を握る。
『あの日』のことは言えない。
誤魔化す事も、恐らくできない。
今の番外個体に誤魔化しを考える余裕があるのかさえも、定かではない。
以下略



39:番外個体編
2010/12/09(木) 19:01:31.28 ID:FNB9iMg0
黄泉川が帰ってきたら、ますます誤魔化しにくくなる。
こんな時に、ミサカネットワークが繋がったら・・・!
と、番外個体は強く思う。

番外個体は更に強く裾を掴む。
以下略



40:番外個体編
2010/12/09(木) 19:02:03.04 ID:FNB9iMg0
沈黙の末、番外個体は、ある方法を思いつく。
だが、もしかしたら芳川と話しにくくなるかもしれない。
芳川に軽蔑されるかもしれない。
最悪、黄泉川家を、追い出されるかも・・・
以下略



41:番外個体編
2010/12/09(木) 19:02:37.97 ID:FNB9iMg0
ストラップをポケットからだし、芳川の横を目掛けて

投げた

芳川は驚き、思わず番外個体から目を離す。
以下略



42:番外個体編
2010/12/09(木) 19:03:31.78 ID:FNB9iMg0
ほんの10メートルに、罪悪感と、後悔を抱くのは、初めてだった。
ほんの10メートルが長く感じられたのは、二度目だった。

ベージュ色の、扉を開く。
視界にチラリと芳川が走ってくるのが見えた。
以下略



43:番外個体編
2010/12/09(木) 19:05:19.97 ID:FNB9iMg0
「ごめんね、芳川・・・」

思わず、番外個体の口からポツリとでたその言葉は、以前の番外個体では、考えられない言葉だった。
それだけ、『あの日』から月日がたったという事なのだろうか?
足の力が抜けて、隣のベッドへ倒れる。
以下略



44:番外個体編
2010/12/09(木) 19:06:04.25 ID:FNB9iMg0




静かに『あの日』の事を思い出す
以下略



45:打ち止め編
2010/12/09(木) 19:07:05.45 ID:FNB9iMg0
打ち止めと御坂妹は、学園都市でも数少ない、まともな墓地へ来ていた。

墓地。と言っても2つしか墓は建っていない。
学園都市で人が死ぬ事は、表ではほとんどないし、あっても両親か、肉親が引き取り、外で葬儀する。それが普通だ。

以下略



46:打ち止め編
2010/12/09(木) 19:07:52.32 ID:FNB9iMg0
そもそも、一方通行の墓なんかに供える人はいるのでしょうか?と、御坂妹は言った。
ミサカがいるし、NO problem(問題無し)だよ。と、打ち止めは言った。

そう言いつつも、花を供える打ち止め。
さすがに三年も墓の花の世話をしているためか、とてもスムーズに墓にそなえる事が出来た。
以下略



47:打ち止め編
2010/12/09(木) 19:08:24.72 ID:FNB9iMg0
しかも、隣の墓には『これで幼女の人気もの!サンタクロースセット』と書かれた赤い袋があった。・・・誰が供えたのだろうか?

「しかしまあ、良く墓が建てられましたね」

ふいに、御坂妹が言った。
以下略



48:打ち止め編
2010/12/09(木) 19:09:15.70 ID:FNB9iMg0



「黄泉川と芳川が協力してくれたの」
以下略



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