2:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
2010/12/06(月) 23:08:43.17 ID:sUwaXtY0
「ねえりっちゃん…」
「いいよーお礼なんか」
「…おてて痛いよ」
3:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
2010/12/06(月) 23:17:50.71 ID:sUwaXtY0
「…そっか」
「みおちゃんは、わたしのこと大事ー?」
「うん、大事」
4:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
2010/12/06(月) 23:28:39.47 ID:sUwaXtY0
昔のわたしたち。
ひょんなことからそんな話になり、彼女は過去を話し出した。
話を遮ろうとするわたしを尻目に。
5:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
2010/12/06(月) 23:33:16.47 ID:sUwaXtY0
「りっちゃん」
「みおちゃん」
わたしたちはかつて、お互いをこう呼び合っていた。
6:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage]
2010/12/06(月) 23:57:54.11 ID:8GXJr/Q0
ほうほう、頑張って
7:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
2010/12/07(火) 00:28:28.95 ID:qij25b60
近くに住むわたしたちは、幼稚園、小学校、中学校と、当たり前に同じ場所へ通った。
幼稚園まで同じだったことは、彼女の記憶にないらしい。
他人が聞くと、彼女を「薄情」だと言うかもしれない。
8:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
2010/12/07(火) 00:31:21.11 ID:qij25b60
それはいつものように、彼女の家に遊びに行ったある日のことだった。
「みおちゃん、ちゅーしたことある?」
9:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
2010/12/07(火) 00:37:29.67 ID:qij25b60
「えー…誰?」
「ちっちゃい時のさとし!その頃は可愛かったんだよ〜」
「さとしもなしだよー!」
10:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
2010/12/07(火) 00:40:08.13 ID:qij25b60
「ええ!?」
「だって好き同士はちゅーするものだよ!」
「でも…」
11:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
2010/12/07(火) 00:45:11.12 ID:qij25b60
「みおちゃん、目閉じて?」
小さな心臓が破裂しそうだったのに対し、柔らかく当たる唇。
彼女から、頬に軽く唇を当てるだけだった。
12:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
2010/12/07(火) 00:47:53.96 ID:qij25b60
「ほんと?」
「うん、可愛くて大好き」
「じゃあ今度はお口にしてもいい?」
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