42:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
2010/12/09(木) 22:49:52.98 ID:P1qxwMw0
次の日、わたしは一人で登校した。
いつもより随分早く着いて、教室は鍵が掛かっていた。
職員室に鍵を取りに行って戻ると、もう数人の生徒が教室が開くのを待っていた。
「あれ?今日秋山さん一人なんだ」
「…そうだよ」
席に着いて、カバンから本を取り出す。
教室で本を開いたのはいつ振りだろうか。
段々空席が埋まっていく。
それまで止むことがなかった話し声が、急に止んで、また大きくなった。
彼女が言う「そいつ」が誰か、その時に知ってしまった。
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