51:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage]
2010/12/10(金) 00:22:08.12 ID:ku07dZEo
気になるよーーー
52:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
2010/12/10(金) 00:24:18.93 ID:HDLVEpc0
「え、もう別れちゃったわけ?」
「えらく短いな」
「うわー、もうフラれちゃったか」
53:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
2010/12/10(金) 00:28:34.32 ID:HDLVEpc0
ざわつく周囲を気にすることもなく、彼女が近づいて来る。
「みーお!」
「なに?」
54:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
2010/12/10(金) 00:30:27.49 ID:HDLVEpc0
「ん?」
「…また明日から一緒に学校行こ」
「…あいつはいいのかよ」
55:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
2010/12/10(金) 00:34:00.68 ID:HDLVEpc0
わたしたちはまた、二人で登校するようになる。
本当は突き放してやりたかった。
これ以上わたしの気持ちをかき乱さないで、と。
56:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
2010/12/10(金) 00:37:51.38 ID:HDLVEpc0
寒くなるのに比例して、受験勉強が忙しくなる。
相変わらず塾に通って、夕飯はそこで食べる毎日。
彼女と遊ぶ機会も減った。
57:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
2010/12/10(金) 00:40:50.76 ID:HDLVEpc0
「澪って桜高受けんだよな?」
「うん、公立と併願だけどな」
「じゃあわたしも桜高受けよっと」
58:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
2010/12/10(金) 00:43:40.99 ID:HDLVEpc0
必死になっている素振りはなかった。
いつも通り、授業中は寝て過ごしている。
わたしの心配をよそに、テストの点は急に上がっていた。
59:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
2010/12/10(金) 00:47:46.17 ID:HDLVEpc0
公立の試験に落ちてしまえば、このまま彼女と一緒に居れるかもしれない。
試験会場に向かう道のりでは、そんなことが頭に浮かぶ。
それは試験が開始しても、頭について離れなかった。
60:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
2010/12/10(金) 00:50:43.24 ID:HDLVEpc0
「どうだった?」
「…落ちた」
「そうか…」
61:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
2010/12/10(金) 00:53:00.39 ID:HDLVEpc0
励まそうとする彼女をよそに、わたしは妙に落ち着いていた。
…受かるわけがないよ。
名前だけ書いた解答用紙で。
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