69:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
2010/12/10(金) 12:54:02.20 ID:dHTdNAw0
「そう言えばさ、中学の入学式もこうだったよな」
「ああ…律のスカート姿が新鮮で」
「あの時の澪ひどかったよな、人のこと見るなり笑うんだもん」
70:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
2010/12/10(金) 13:01:46.58 ID:dHTdNAw0
覚えてない、か。
もしかすると、幻だったのだろうか。
あの幸せな時間たち。
71:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
2010/12/10(金) 21:45:13.16 ID:2/RNink0
幸か不幸か、また彼女と同じクラスになる。
「やったな!」と喜ぶ彼女を見て、複雑な気持ちだった。
ちょうど3年前の、あの時のようには喜べない。
72:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
2010/12/10(金) 21:50:11.45 ID:2/RNink0
中学の頃、部活には入っていなかった。
高校では、あえて何かに打ち込んでみよう。
彼女以外に何かを見つけなくては。
73:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
2010/12/10(金) 21:54:31.91 ID:2/RNink0
それなのに、彼女はわたしの方へ駆けてくる。
そしてまた腕を引いて走る。
わたしはまたそれを拒めないんだ。
74:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
2010/12/10(金) 21:58:15.63 ID:2/RNink0
「どうするの?」
「入部希望者を待つ!」
「…待つの?」
75:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
2010/12/10(金) 22:04:20.62 ID:2/RNink0
「捏造すんな!」
「…何だか楽しそうですね」
76:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
2010/12/10(金) 22:07:47.82 ID:2/RNink0
なのに、入部を止めると言う唯。
必死で引き止めたのは、彼女もムギも、わたしも一緒だった。
演奏だけでも。
77:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
2010/12/10(金) 22:16:44.30 ID:2/RNink0
部活動と言うよりは、遊んでばかり。
部長と唯はすぐにだらけるし、ムギはああ見えて意外とおてんば。
何故かわたしが、必死で4人をまとめようとしていた。
78:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
2010/12/10(金) 22:23:12.39 ID:2/RNink0
2年に上がり、4人の中でわたしだけ別クラスになった。
唯とムギを連れて階段を上がっていく彼女。
「寂しい…」と囁いてみたものの、少しホッとしていた。
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