86:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
2010/12/11(土) 23:38:07.98 ID:b3O79ps0
するとわたしは、バランスを崩して尻もちをついてしまった。
悪いのはわたしだった。
87:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
2010/12/11(土) 23:42:10.75 ID:b3O79ps0
「うちの澪がいつもお世話になってまーす」
「ちょっと律…」
「なに?何かやなの?」
88:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
2010/12/11(土) 23:47:16.83 ID:b3O79ps0
次の日の昼休み。
和とお弁当を開いていると、また彼女が現れた。
89:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
2010/12/11(土) 23:49:37.88 ID:b3O79ps0
「練習するんだろ?」
「するよ〜」
90:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
2010/12/11(土) 23:53:30.22 ID:b3O79ps0
なのに、彼女のドラムは「彼女」らしさがなかった。
リズムは完璧だし、うまく力が抜けてる。
なのにどことなく、「良さ」を感じないものだった。
91:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
2010/12/11(土) 23:56:50.74 ID:b3O79ps0
「練習しよう」
そう言ったものの、不安は隠せない。
さわ子先生は、代わりを探すことを提案した。
92:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
2010/12/11(土) 23:59:50.32 ID:b3O79ps0
2−2を覗いてみると、ちょうど唯とムギがこちらにやってきた。
変に取り繕おうとしているわたしを見て、2人がこう言った。
93:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
2010/12/12(日) 00:02:46.16 ID:QzYG4M60
「みーおー?」
「超能力者か」
「わかるよ、澪の足音は」
94:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
2010/12/12(日) 00:04:47.48 ID:QzYG4M60
「寝るまでそばに居てよ」
そう言ってわたしに甘える。
今度は彼女が、聞き分けのない子どもだった。
95:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
2010/12/12(日) 00:08:34.43 ID:QzYG4M60
…そんなこと言うの、ずるいよ。
本当に色んな話をしたのに、
わたしたちはお互い、昔の話だけは避けていた気がする。
96:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします
2010/12/12(日) 00:12:04.99 ID:QzYG4M60
1人ぼーっと、昔を思い出していた。
幸せだったあの頃。
1つ1つ、思い出す度に胸がキュンとした。
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