過去ログ - 麦野「ねぇ、そこのおに〜さん」2
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27:とある星座の偽善使い(フォックスワード)禁書目録―3
2010/12/10(金) 15:26:09.46 ID:cEJvgoAO
なんとなく、上条が帰って来るまでは消さずに取っておこうと麦野は思った。少なくとも、確実な裏が取れるまでは。
やり方は他にもある。『暗部』仕込みのえげつないやり方が
〜第七学区・とある高校〜
上条「ってな事が今朝からあってさ…信じられねえかも知れないけど本当なんだ」
青髪「朝っぱらからそないな空から落下して来た系のヒロインとかなんやねん!カミやん病はもはやアウトブレイクや!ち○こもげろ!」
麦野とインデックスがファミレスにいる間、もはやお馴染みの補習仲間である青髪が二人きりの教室で喚いていた。
小萌は二人の補習課題を持って職員室へと戻っている。今は帰り支度をしながらの他愛ない馬鹿話である。
もちろんその話題は…今朝方ベランダに引っ掛かっていたインデックスの事だ。
上条「マジでオレだって驚いてるんだよ…沈利…麦野も朝から機嫌悪いし…あああ〜不幸だ…」
青髪「美少女独占禁止法が適用されたんや。あの別嬪さんむっちゃ気ぃ強そうやから後が怖いで〜今頃キャットファイトしてるんと違う?」
上条はふとその光景を頭に浮かべる…異国の修道女を苛む自分の彼女が真っ黒な笑顔でそれをやってのける様を…
上条「(…信じてるから止めてくれよな沈利…)」
青髪「ところでカミやん?」
上条「お?」
懊悩としている上条の様子を知ってか知らずか、青髪がカバンを手に取りながら話し掛けて来た。
青髪「なんか思い出さへん?こういうの」
青髪が周囲を顎でしゃくって見せる。二人以外誰もいない教室。窓辺から射し込む西日。いつも通りの補習の光景…に見えたが…
上条「ああ、お前と初めて話した時だったっけ?確か」
青髪「覚えててくれたんか…」
入学し、同じクラスになってからも席が少し離れていたためか最初は互いに挨拶を交わす程度の中だった青髪と上条。しかし…
上条「ああ。最初の小テストが全然ダメで、オレとお前だけ残されたんだよな。それから話し始めて…」
青髪「そや。お互いアホやな〜って言うて。一発目で僕らクラスのアホ扱いや」
懐かしむように笑い目をさらに深くする青髪、破顔する上条。そこにちゃかしに来た土御門がいて…他愛もないデルタフォース(三馬鹿)のささやかな結成秘話だ。
上条「ホントだぜ…上条さんもまさか一学期の頭に馬鹿のレッテル貼られるなんて――」
青髪「――カミやん」
上条「…?どうした?」
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