過去ログ - 麦野「ねぇ、そこのおに〜さん」2
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29:とある星座の偽善使い(フォックスワード)禁書目録―5
2010/12/10(金) 15:30:02.96 ID:cEJvgoAO
青髪は知っている。麦野沈利とアイテムが自分と上条の命を狙った時、上条は自分の身を捨て瀕死になりながらも麦野に助命を乞うた事を

上条『だから…青髪を…青髪だけは』

その言葉を『俯瞰認識』で聞いた時、青髪は自分を恥じた。
第六位という正体を隠し、能力を偽り、嘘だらけの自分を上条は血塗れになりながらも助けてくれようとしてくれたのだ。

作り笑いのような自分、作られた似非関西弁、嘘だらけの自分を友達として扱かってくれた上条、命を懸け身体を賭けてくれた上条。
だから青髪は第一九学区の事件の際、助け船を出したのだ。土御門にバイクを盗ませてまで。

青髪『借りは返したで、カミやん』

だが…友達を助ける事にすら『借り』という理由をつけねば何も出来ない臆病な自分を…上条は今また『友達』だと言ってくれた。ならば

青髪「(借りは前に返したで…けどな、新しく“貸し”にしとくんは僕の勝手や)」

ならば、自分も踏み出す。青髪には戦う力がない。自分の能力は決して他人に明かせない。だから自分に出来る中での戦いをする。

上条「“羽”って…あの鳥とか天使のか?」

青髪「僕に言えるんわここまでや。あの未来から来たムチムチボインなドジッ娘メイド風に言うたら“禁則事項”や」

上条「はあっ…わかったわかった。とりあえず、“羽”に気をつけるようにするよ…なんせ」

『借り』は返したが『貸し』をするのは自由…青髪もまた、一歩踏み出した。

上条「――友達の言う事だからな――」

誰もが笑って迎えられる、最高のハッピーエンド(運命)を願って。


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