157:泥源氏 ◆88arEec0.g[sage]
2010/12/19(日) 19:45:40.98 ID:1SFGj3oo
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ミサカ一行は、近くにあったレストランで食事をとることにした。
今はドリンクバーの飲み物を各自取ってきて、お互い探りあっているような状況。
レストランのその一角だけが、異様な緊張感に満たされている。
と言っても、各自表情はバラバラでしている事も統一感が無かった。
御坂美琴はドリンクを見つめるように俯いていて顔が見えないし、
そんなオリジナルを影ではお姉様と慕う打ち止めは、彼女のほうをチラチラ見ながら
そわそわしている。
番外個体は、先ほどから一方通行に借りたキャッシュカードを見つめニマニマしている。
……探り合いに飽きたらしい。
そんな彼女たちを見まわし、ミサカ一○○三二号はそっと溜息をつく。
結局は彼女しか、この中で話を始められる人間はいなかったのだ。
「……お姉様、話を始めてもよろしいでしょうか? とミサカは切り出します」
「………そう、ね。うん、ちょっと熱くなってた。ごめんね、話してちょうだい」
「わかりました、とミサカは了解を得て早速話し始めます。」
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