272:泥源氏 ◆88arEec0.g[sage]
2010/12/25(クリスマス) 02:10:09.65 ID:GcS1DpIo
「そして、――――『最高傑作(マスターピース)』」
「……あァ」
「それが、この子の通称、いや名前だってこと。
この子は、学園都市の科学技術を集結させて造り出された、
まさしく学園都市の最高傑作だよ」
「…………」
「だから勘違いしないでね。
いくら遺伝子データが参考になっているからって、あなたの子供って訳じゃない。
誰ともわからない男との、子供だよ」
彼女は冷たく言い切る。
一方通行を突き放すように。
まるでこの二日間を、嘘にするかのように。
「いや、研究者たちに好き放題弄り回された結果産まれたんだから、あいつらの子供かな」
「……めろ」
「二日間も、ちょっとした遊びに付き合ってくれてありがとう。少しだけ楽しかった。
終わりはよくなかったけど」
「……やめろ」
「あの服は、貰うね。この指輪も……うん、あり、がとう」
「やめろっ――――」
「っ…………」
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