402:泥源氏 ◆88arEec0.g
2010/12/30(木) 01:32:47.47 ID:Vn8CsnMo
その後ゲームに熱中し笑いあう彼らを、
いつの間にか帰っていた土御門と海原が眺める。
「――――羨ましい、ですね」
「お前も節操がないな」
「……否定はしませんが、それだけではありませんよ」
ぎこちなくも近づこうとする、一方通行と御坂妹。
その姿は、近づくことの出来ない海原が求めた理想で、
あり得ない夢だった。
「――よっしゃ、見たかコラァ! オマエスゲェぜッ!!」
「いえ貴方の指導がいいからです、とミサカは興奮しつつも謙虚さを見せます」
パンッと手を合わす二人は微笑ましく、彼らの頬も緩む。
御坂妹は無表情の中に少し笑みのようなものが見え、
一方通行は子供のように笑いはしゃいでいた。
(こんな顔を見せられては、憎めませんね)
(そんな顔を見せられては、妬めませんよ)
「そうか……俺としては否定すべきだと思うが」
「彼女もまた御坂さんですよ」(キリッ
「…………」
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