414:泥源氏 ◆88arEec0.g
2010/12/30(木) 20:55:55.49 ID:Vn8CsnMo
そんな時間に彼へ連絡してくる人間は、おおよそ想像がつく。
まだ彼の最愛なる家族は起きていないだろうから――――
「で、なンの用だ? この性の六時間後のコーヒーブレイクタイムに」
『それを言うな……仕事の話だ』
茶化す一方通行に少し反応するものの、
土御門の硬い声は崩れない。
仮にも休暇中の一方通行に連絡が来るということは、
どうやら緊急の仕事らしい。
「へえ……? まだ馬鹿は消えてねェってわけか」
『蟲はいくら殺しても湧くものだから仕方がない。
だが今回の蟲は少々生意気みたいだな。
ピンポイントで俺たち「グループ」に喧嘩を売っているらしい』
ピクッ、と。
一方通行の眉が動く。
蟲の気配を、感じたかのように。
「――――聞かせろ、そのクソムシはどォいう奴だ。
なンらかの接触はあったのか?」
『あぁ、ご丁寧にも予告してくれたよ。
――――“親船最中暗殺計画”をな』
「!」
736Res/480.67 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。