463:泥源氏 ◆a15dGnhq8NbI
2011/01/16(日) 21:16:58.72 ID:BkXnBeqvo
「――――あっそうだ! きぬはたにこれあげる」
「それは……
さっきの、“竜王の鱗”とかいう超厨二プレゼントですか?」
「うん、サンタさんに言われたの。
『オマエが幸せになって欲しいヤツにくれてやれ』って」
「……サンタが、そんなことを」
滝壺へのプレゼントを自分が受けとることに抵抗はあったが、
頑固な彼女が引くとは思えない。
自然と、絹旗の手に納まっていた。
その欠片は不思議な黒、
決して無の黒ではなく、無限の集合体を感じさせて。
未だ見えぬ彼女の前途を、
闇で照らしてくれているような気がした。
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