52:泥源氏 ◆88arEec0.g[sage]
2010/12/16(木) 00:03:24.15 ID:Za4F0vMo
「はいはーい、っと。あーぁ残念」
悪いことをしたとは一切思っていないらしい。
一方通行としてもなんと言って怒ればいいのかわからない。
頭を掻きむしり、
彼は未だになり続ける救いの音色を止めるため、
充電中だった携帯電話を取り無造作に通話ボタンを押した。
「――――どォした?」
『……やっと取ったか。まぁお前はすでに休暇中だから何してようと自由だがな』
「ンで、要件はなンなンですかァ? 俺はオマエに起こされたせいで機嫌が悪いンだ。
ちゃっちゃと吐いたほうがイイと思うがなァあ?」
彼は、取り敢えず土御門に当たることにした。
照れ屋で、意地っ張り。
そんな彼の後ろで、彼女は小さく微笑む。
それに気づかず、一方通行は無用心にもその場で話し出した。
また、言われて初めて彼はもうすでに休暇が始まっている事を知る。
どうやら、昨日の話は全くもってマジな話らしい。
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