526:泥源氏 ◆a15dGnhq8NbI[saga]
2011/02/18(金) 00:13:29.92 ID:XKZ/1aavo
ウンウンと頷く彼女は放っておくとして、
彼らはこれからの指針を確認することにした。
「で、どーすんの?
ミサカはあなたに合流しろって言われただけだよん」
「俺は一方通行の家族の安全を確認しにいく」
「じゃ、ミサカはダーリンの元へ行くよ!」
フンスッと、
気合いを入れ歩き出すミサカベストを横目に、杉谷は小さくため息をつき、
ミサカワーストはニヤニヤと悪戯っ子の様に笑っていた。
「……お前、付いていってやれ」
「あいさー♪」
彼女は危険だと言っても止まらないだろう。ならばいっそツーマンセルに。
杉谷としても、お守り役までするつもりはなかった。
「……これはお前の戦いだ一方通行。
結果を背負うといい、必ず何かを掴めるだろう」
呟く声は、誰にも聴こえない。
期待に応えがあると信じて、忍は影に溶けていった。
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