604:泥源氏 ◆a15dGnhq8NbI[saga]
2011/04/10(日) 01:51:15.26 ID:OD//0ETBo
『権力の欠片もないクソガキに、本気の私が負けるはずがない。
知っているか?
統括理事でもない私の元へ、今でも多くの有力者が顔を見せにくる。
あいつらは良くわかっているのだ、私が未だ軍需関連に顔が利くことを』
「…………」
一方通行は、気づく。
自分が、上条当麻に負けた時よりも、ずっと打ちのめされている、という事実に。
『弱みを握っているから、警備員はもちろん治安部隊ですら私に手を出せない。
脱税しようが人を殺そうが捕まらない。
事実、君たちの「視察」によって失脚させられても、
身を少しの間隠せばまた復帰可能だよ。
――――ちょっとした土産が必要だがね』
これが、これこそが、潮岸の権力。
学園都市に十二人しかいない統括理事会の一人、
軍需関連に大きな力を持つ男の権力だった。
736Res/480.67 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。