699:泥源氏 ◆a15dGnhq8NbI[saga]
2011/04/25(月) 00:19:59.44 ID:onlKvykKo
ここが先ほどまでいた学園都市ではなく、
私がよく知る『陽炎の街』であることはわかっていた。
しかしこんな光景は、間違いなく生まれて初めてだ。
何もないはずの街に、こんこんと降り積もる雪。
雪は周りの景色を白く白く染め上げて、化粧していく。
寒いわけでは、ない。
むしろ、そこには暖かい感情が存在して、
(すごく……心地好い)
私は、自然と笑みを浮かべていた。
この奇跡に、涙すら浮かべていたのだ。
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