110:90[sage saga]
2011/04/01(金) 04:53:08.12 ID:ODcZNsSVo
第一章 『他』が『其』を英雄と叫ばんとも The_city_of_university.
「うーいはるっ」
「へっ?」
「どりゃあ!」
ばさー、と風以外の何かがスカートを捲る効果音――てか私が捲ったのだが。
それとピンクと白のツーカラー。
「……あ、ぁぁ、」
確か今朝のテレビ星座占いで、初春のラッキーカラーはピンクっていってたっけ。
なるほどなるほど。ほっほー、
「――今日のパンツはピンクのしましまか〜。相変わらずお子様だね、初春♪」
「い……、いやぁアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」
うひひ、福眼ですなぁ〜。
慌ててスカートを押さえても遅いんだけどね。
最近はずっと捲ってなかったから、パンツ分を補給しておかないと倒れちゃうよ。
「人のパンツをビタミン扱いしないで下さい、佐天さん! そろそろ本気で怒りますよ!」
「ふっはっはー。怒るでない怒るでない。カリカリしてると皺が増えちゃうぞ」
「まだピチピチの中学生だから大丈夫です! それに毎回怒らしてるのは佐天さん
本人じゃないですか。肌を気にするなら捲らないで下さいよ!」
「それは無理だよ。だって三大栄養素の一つだし。『塩分』♪『糖分』♪『パンツ分』〜♪」
「ちょ、ちょっと路上で変な歌歌わないで下さいよ! しかも何気にテンポいい!?」
周囲の目を気にし慌てて口を抑えにくる初春を華麗に(←ここ重要)かわしてダッシュ!
顔を真っ赤にしちゃって、か〜わい〜いの。
それに……
「そういう初春だって、いっつもスカート捲ってんのに嫌がらないんだもん」
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