118:90[sage]
2011/04/05(火) 16:06:12.78 ID:gILvdZBdo
でも、10月30日に終戦を迎え、すぐに警備員が戻ってきだした。
風紀委員から警備員への仕事の移行はすぐに行われたそうだ。
やっと仕事から解放され、みんなすぐに自分の部屋へと戻っていった。
部屋に帰ってすぐのことだった。
『お姉様が居ませんの』
短い文面のメールだったことに、白井さんのあせりが出ている。
また支部に戻って合流した白井さんは、泣きじゃくっていて、別れる直前よりもひどい顔
になってしまっていた。
前日までは御坂さんが寮に居たことはわかっている。
ただ、30日から全く行動が掴めなかった。
私と固法先輩と白井さんが外に出ても、初春が他部署に問い合わせたりしても、見つける
ことは出来なかった。
けど次の日の朝、御坂さんが見つかった。
居たのは、病院、しかも集中治療室だった。
何がどうして御坂さんが入院することになったのか、主治医を問いただしても「知らない」
の一点張りで、他にも有益な情報は無かった。
ただ、どうやら怪我を負っているわけではなく、命に別状がある訳でもないらしい。
『なぜかわからないが』昏睡した御坂さんが、急に担ぎこまれてきたらしい。
私達はみんなで御坂さんが目を覚ますのを待ちたかったが、白井さんが
「皆さんはお疲れになっているでしょうから、先にお休みになってくださいな」
「わたくしがお姉様がお起きになるまで側に居ますわ。何があったのかきちんと問いたださな
くてはいけませんわ」
白井さんの威圧に押されて言うがままに私達は帰ったが、今朝、御坂さんが目を覚ましたと
連絡が入った。
今から白井さんに会うのは、御坂さんの容態を聞くためだ。
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