過去ログ - 紬「心に響いたの」
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4:あはっぴぃにゅうにゃぁ2011![sage]
2011/01/05(水) 00:18:33.38 ID:1pR0LJ60
「私が食器を洗うから、唯ちゃんはそれを拭いて、棚に戻してくれる?」

「らじゃ!」

びしっ、と言う擬音がピッタリな素早い動作で敬礼する唯ちゃん。
布巾を持ち、洗い終わった食器が私から渡されるのを今か今かと待っている。

「はい」

「いえっさー!」

本当に賑やかな子だ。
お皿を拭く度にあわあわ言いながら落としかけるし、一枚拭く度に食器棚に戻しに行くために、この上無く非効率的。
それでも楽しいし、手伝ってくれるのが嬉しかった。

またしても耳に違和感。これは何なのだろう。
しかも今回はそれだけでは終わらなかった。

「っ……?」

眩暈に襲われる。
思わず手に持つお皿を落としてしまった。

「ほらーだから言わんこっちゃない」

遠くからりっちゃんの声が聞こえてくる。
違う。唯ちゃんじゃなくて私だよ。そう言おうとしても、言葉が発せない。
眩暈のせいでそれどころじゃなかった。


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