31:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2011/01/06(木) 19:10:21.71 ID:5z/2X7I0
男「だけど、数年後。俺の爺ちゃんと婆ちゃんがガンで亡くなった」
男「肺がんだった。元々肺が弱かったらしいし」
少女「……」
男「その頃、俺は高校受験で忙しかった」
男「爺ちゃんと婆ちゃんを介護したいって思って俺は受験に反対したんだけどな」
男「だけど、全然聞かなくって。『いい学校に行ってくれ』って言って」
男「なのに。なのに。受験勉強の真っ最中に爺ちゃんが逝っちまった」
男「高校には受かったよ。友達も出来た。婆ちゃんも喜んだ」
男「だけど、去年、婆ちゃんも追いかけるように……」
男「俺の周りからどんどん人が離れてく。それが辛かった」
男「そして、俺は人と接するのが苦手になった。友達も居なくなった」
少女「だから、男さんは心から温もりを求めていた。ってこと?」
男「そうだな」
803Res/298.63 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。