175:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/01/29(土) 01:02:08.31 ID:XmzYscdqo
青年「何が平等だ……何が王都だ……僕たちの国はそんなひどいことを!」
少女「……。わたしたちはゆっくりと浸食されていきます。ゆっくり、ゆっくりと心を殺されるんです。心が死ねば身体もまた死にます」
青年「……止めることは?」
少女「方法はありません。弱い力で抗うしかないんです。信じることでしか、生きることはできません。ああ、でも。わたしは信じきることができなかった……」
青年「何を?」
少女「あなたを。そして自分を」
青年「……」
少女「真実を知ればあなたは恐れる。幸せを知れば死にたくなくなる。わたしは恐れて疑ってしまいました。もっと信じる強さがあったなら……」
青年「っ……」
少女「最期に、頼みがあります」
青年「最期だなんて、言わないでよ……」
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