過去ログ - 上条「この天然フラグメーカー娘が……」美琴「あ、アンタに言われたくないっ!」 他
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124: ◆MDOfmX8bYE[saga sage]
2011/03/06(日) 21:56:27.14 ID:O2LzI1fYo

 それは、何でもないとある日の、いつもの一緒の下校道。

 いつものちょっとした言い争いから始まった、いつもの下らない痴話ゲンカ。

 きっかけは、数日後に迫った、とある男女にまつわるイベントの話題からだった。


美琴「なんでそこまで自分がモテモテな自覚が無いのよ! いざ当日になればあちこちからチョコ攻勢が来る事なんて目に見えてるじゃない!」

上条「何をワケの分からない事を言ってるんだよ!? 俺にそんなモノを渡したがる奴なんてそこまでいねぇって!」

美琴「アンタ私がどんだけアンタの事、前から好きで好きで仕方なかったのかこれっぽっちも気付いてなかったじゃない!」

上条「ぐっ……で、でもそれを言ったらお前だって俺よりよっぽどモテモテじゃねぇか!」

美琴「はぁ!? だ、誰がモテモテなのよ! っていうか私がチョコ受け取るったってみんな同性からよ? 多くは義理とかそんなんだし、第一そんなかに本命があったとして困るだけで嬉しい事なんてどこにもないじゃない!」

上条「それを言ったら俺だって貰えて義理だよ! 第一本命なんてお前以外から受け取ったってそれこそ困るだけじゃねぇか!」

美琴「えっ……///」ボンッ

上条「あ、その……///」カァァ

美琴「そ、そんな嬉しい、事言ったって、ごま、誤魔化されないんだから!」

上条「いや、誤魔化すとかそういうんじゃなくって」

美琴「と、ともかくっ! いいわ、貴方が私がモテモテだって言うんならその幻想をぶち殺す!」

上条「何言ってるのか分かりませんよ美琴センセー!?」

美琴「つ、つまり、勝負よ、勝負!」

上条「な、何の?」

美琴「決まってるじゃない、貰えるチョコの数よ!」

上条「へ? それで勝負すると何か意味があるのか?」

美琴「だからっ! それでより多いほうが無自覚のタラシって事になるでしょ?」

上条「……なるの?」

美琴「なるの!」

上条「……はぁ、仕方ないな。いいぜ、それでお前が満足するってんなら……」

美琴「!!」

上条「相手になってやる」キリッ

美琴「///」キュン





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