過去ログ - 配達少女「お届けものでーす」
1- 20
61:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]
2011/01/08(土) 02:14:25.45 ID:5oF6CZwo

少女「はっ、はっ……」


 タッタッタッタ…… ガラガラ!
以下略



62:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]
2011/01/08(土) 02:14:52.26 ID:5oF6CZwo

 結局、お爺さんの遺体は寝室で見つかった。
 眠るように、実際ベッドに寝たまま亡くなったようだ。

 わたしは立ち尽くした。
以下略



63:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]
2011/01/08(土) 02:16:55.04 ID:5oF6CZwo

少女「……」

少女「……」
以下略



64:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]
2011/01/08(土) 02:17:26.34 ID:5oF6CZwo

少女「……」

少女「いえ、違います。こう言うとあれですけど、お爺さんが亡くなったことはもう吹っ切れてるんです。勝ち逃げされたのは癪ですけど」
以下略



65:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]
2011/01/08(土) 02:17:54.27 ID:5oF6CZwo

少女「ちょっと待ってください、なんでナチュラルに警察に通報しようとするんですか。まずは話を聞いてください」

少女「えーとですね、わたしお爺さんにある小さな嘘をつきとおしてたんです」
以下略



66:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]
2011/01/08(土) 02:18:34.83 ID:5oF6CZwo

少女「正確には――よっこらしょ!」


 ドサ ザザザ……
以下略



67:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]
2011/01/08(土) 02:19:43.20 ID:5oF6CZwo

少女「そのお婆さんというのは、お爺さんの奥さんなんですよ」

少女「……だったんです、の方が正確でしょうか」
以下略



68:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]
2011/01/08(土) 02:20:12.67 ID:5oF6CZwo

少女「もちろん、お爺さんに、お婆さんは死んだという現実を突きつけることはできました」

少女「でもわたしはそうしなかった。それがお爺さんのためだと思っていたから」
以下略



69:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]
2011/01/08(土) 02:20:41.96 ID:5oF6CZwo

少女「わたしは……わたしはでも、やっぱりお爺さんにちゃんと言うべきだったでしょうか? お婆さんは死んだのだと」

少女「それとも嘘をつき続けたのは正解だった?」
以下略



70:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]
2011/01/08(土) 02:21:40.77 ID:5oF6CZwo

少女「……」

少女「え? どうしましたか、二郎さん」
以下略



71:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]
2011/01/08(土) 02:22:26.45 ID:5oF6CZwo

 お爺さんの流れるような、でも力強い字で。
 それらは静かにつづられていた。

 お婆さんへのいたわり。
以下略



446Res/160.46 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice