過去ログ - 一方通行「お前は世界にたった一人しかいねェだろォが!!」
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690:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[sage saga]
2011/03/15(火) 23:45:32.28 ID:52UU6JAQ0
一方通行「俺が、選んだ……、道……」


一方通行の脳裏に浮かぶのは、一人の少女の様々な表情。


一方通行「(俺は……)」


初めて食事をしたときに見せた笑顔。
オシャレをして、それを恥ずかしそうに報告する顔。
猫を飼っている時の小さな子どものようにはしゃいだ顔。
そこに、いつも一方通行はいた。


上条「――――――決めれないってんなら、俺がそのお堅い頭をぶん殴って、覚ましてやるよ」


ヒーローが駆け出す。
未だに迷っている一方通行に最後の一撃を与え、一方通行の『幻想』をぶち殺すために。
一方通行は、その姿を受け入れるようにしてみていた。


――――――――――何も、迷う事なんてなかった。


一人で荒れている時間の方がずっと無駄だったと分かったから。
こうしている間にも自分の一番大切な人が傷付く時間が来てしまう事が分かったから。


上条「歯を食いしばれよ最強……」


ヒーローが拳を握る。
ずっと憧れていた拳、幼い頃に自身を守ってくれた拳。
その拳にまた、救われる。


上条「俺の最弱は」


振りかぶる、その一撃は、


上条「ちっとばっか響くぞ――――――――!!」


どんな強大な兵器よりも、強力な『最弱』の一撃だった。


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