過去ログ - 一方通行「お前は世界にたった一人しかいねェだろォが!!」
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716:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[sage saga]
2011/03/22(火) 00:23:09.33 ID:7655NIm00
一方通行とミサカにとって、『最初で最後』の実験が開始された。


ミサカ「……先手必勝ですとミサカは攻撃を開始します」ジャキッ

                    セーフティ
ミサカが『オモチャの兵隊』の安全装置≠外す。
材質が積層プラスチック、形状も戦闘機に見られるような機能美が備わっているため
オモチャの鉄砲のようにも見えてしまうが、威力は本物だ。
トリガーを引いてしまえば、何百発もの弾丸が数十秒の間に発射される。
まともに当たれば文字通り、蜂の巣にする事が出切る。


一方通行「……」


標的の一方通行は動かない。
棒立ちしている様は射的場のターゲットよろしく、撃てと言っている様にも見える。
実験は既に開始されている、撃ってしまって、それが命中しても文句は言われないだろう。
もっとも、それが当たればの話であるが。


        ファイア
ミサカ「……発射=v


ミサカは特に考えもなく手に持つアサルトライフルのトリガーを引く。
動かない一方通行に対する威嚇でなく攻撃の意味で、


バン!!


と軽い反動と共に発射される銃弾。
一発だけ発射された銃弾は一方通行の頬を掠める。
彼の異常なまでに白い肌を赤い液体が撫でるように流れ落ちる。


ミサカ「……」


一方通行「……」


無言のまま二人は睨み合う。
ミサカは一方通行を見つめ、一方通行はミサカを見つめ返す。


ミサカ「……どういう、つもりですかとミサカは問いかけます」


沈黙を破ったのはミサカ。
表情はほとんど無表情な彼女には珍しく『怒り』がはっきり見て取れた。


ミサカ「なぜ、動かないのですか!!」


ミサカは実験が開始されてからの一発目の発砲で感じ取ってしまった。
一方通行に、戦う意志が無い事を。


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