過去ログ - 一方通行「お前は世界にたった一人しかいねェだろォが!!」
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722:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[sage saga]
2011/03/22(火) 00:30:39.41 ID:7655NIm00
ミサカ「な、にを……?」


バカな、と否定しようとした言葉は続かない。
ミサカは、一方通行を殺すつもりで銃のトリガーを引いた。
そう意思を見せなければ一方通行は『ミサカを殺さない』と思ったからだ。


ミサカ「言っているんですか? とミサカは問いかけます」


理解なんて出来るはずがなかった。
少年は確かに銃弾によって肩を貫かれた、それだけで攻撃の意志は充分に伝わるはずだ
ミサカが一方通行を狙って、それが単に外れてしまった、それだけの事。
一瞬、倒れた一方通行に向けて謝罪を向けようとしたのも、単純な罪悪感と喪失感が来たからだ。
恨みも無く人を殺せば、謝罪の一声も出るだろう。
なのに、


ミサカ「どうして、ミサカを殺さないのですか?」


どうして、少年は怒らず自分を殺さないのか。
ミサカの問に対して一方通行はハァッと溜息をついた。


一方通行「……殺す必要があンのかよ?」


当然のように問い返される。


ミサカ「戦って、下さい……」


懇願する。


一方通行「イヤだ」


拒否される。


ミサカ「お願いです、ミサカを、殺してください」


目の前の少年の為に懇願する。


一方通行「殺さねェ」


理解してもらえない、ならば、


ミサカ「アナタを、殺しますよ?」


もう一度、命の危機にさらすだけだ。
銃口を向ければ、一方通行は戦わざる終えないはずだ。
一度撃たれて分かっているはずだ。
次撃てば、少年は怒り狂い、ミサカはボロ雑巾の様に殺される。
そう考えている、ミサカを尻目に、


一方通行「殺せるもンなら殺してみろよ」


一方通行は一蹴する。


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