過去ログ - 上条「まきますか? まきませんか?」
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107:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga]
2010/03/21(日) 17:08:36.93 ID:TgoUeT2o


 そんな風に、インデックスがアパート二階から強制紐なしバンジージャンプをしていたころ。

「・・・うーん、ちょっと買いすぎちゃいましたか」

 見た目十二歳趣味嗜好完璧大人な女教師小萌先生は商店街を歩いていた。
 
 両手に左右ひとつずつ提げられたスーパーの買い物袋の中身は、左は缶ジュースやらウーロン茶のペットボトルが数本。右は各種ビールと、煙草が1カートンというもの。

 重い。

(むすじめちゃんがいてくれたら楽だったのかもしれませんけど、どこかに出掛けちゃってるんですよねー)

 座標移動、という学園都市でもかなり珍しい能力を持つ現同居人の顔を思い浮かべる小萌。

 その同居人は、今朝から出掛けてしまっている。正確には小萌が起きたときにはもう姿はなく、『ちょっとでかけてくる』との書き置きだけ残っていたのだ。

 本当に用事があったのか、それとも食べ物処分パーティーを嫌がったのかは、小萌にはわからない。

(出来ればシスターちゃんと姫神ちゃんを紹介したかったんですけど)

 精神的に多少他人と距離を置く傾向にある少女のことを思う。

(まぁ、それはまた今度にしましょうか)

 小萌は心配に属する思考を中断し、前を向いた。


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