過去ログ - 上条「まきますか? まきませんか?」
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114:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga]
2010/03/21(日) 17:15:44.21 ID:TgoUeT2o


 あの見事な放物線を目撃してから、上条のとった行動は迅速だった。

 即座に手摺りから下を覗き込み、シスターが大の字で心持ち平べったくなっているのを確認。
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115:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga]
2010/03/21(日) 17:16:55.15 ID:TgoUeT2o

 察するに、姫神も上条が心配していた相手の一人だと思うのだが、当の彼女は彼を心配している様子はなかった。

 いや、シスタ――――髪や瞳の色から考えて彼女がインデックスだろう―――が落下して、上条が部屋の中に入った当初は、この未来を予測していたのか、薄くであるが心配そうな顔をしていたのだ。
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116:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga]
2010/03/21(日) 17:18:32.07 ID:TgoUeT2o


 雛苺という少女が泣き止むまで、都合30分が必要だった。

「はい、よくできましたねー。いいこいいこ」
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117:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga]
2010/03/21(日) 17:18:59.26 ID:TgoUeT2o

(うんうん、これなら大丈夫そうですね)

 それだけで苦労が報われたような気持ちになり、小萌も嬉しそうな笑みを浮かべた。
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118:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga]
2010/03/21(日) 17:19:26.99 ID:TgoUeT2o

「言われたの、ですか?」

 鸚鵡返しに問う小萌。
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119:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga]
2010/03/21(日) 17:19:59.17 ID:TgoUeT2o

 見上げてくる少女の視線は、まるっきり純粋なものだ。わざと小萌を困らせてやろうとか、そういう意図があるようにはまったく見えない。

 いやそもそも、この少女は先ほどまでここで泣いていたのだ。不安を覚えていたこの娘がわざわざ嘘を言う可能性など皆無であると言えた。
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120:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga]
2010/03/21(日) 17:20:25.40 ID:TgoUeT2o
(・・・仕方ないですねー。シスターちゃんと姫神ちゃんには電話することにしましょう)

 ちらりと自分の背後に置いてある買い物袋を見る小萌。自分のアパートはすぐ近くであったが、事態が事態だ。こっちのことを優先させることにする。

「じゃあヒナちゃん」
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121:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga]
2010/03/21(日) 17:20:51.25 ID:TgoUeT2o


・・・・・

・・・
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122:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga]
2010/03/21(日) 17:27:06.33 ID:TgoUeT2o


 学園都市第七学区・常盤台中学学生寮。

 石造り三階建ての、洋館と見間違う風のその建物も、今日はどこか浮ついた雰囲気に満ちていた。
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123:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga]
2010/03/21(日) 17:36:15.47 ID:TgoUeT2o


「はー」

 と、白井黒子は若干の疲れが残ったため息を吐いた。
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124:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga]
2010/03/21(日) 17:36:41.61 ID:TgoUeT2o

 深夜に呼び出しを受けた自分に気を遣ってくれたのだろう。白井が目を覚ましたところ、普段はきちんと畳まれて整頓されるはずの美琴のベッドが、そのままになっていたのである。

 そこに潜り込まない道理はない。
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