過去ログ - 上条「まきますか? まきませんか?」
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17:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]
2010/03/20(土) 16:21:57.45 ID:2Z2/dwEo


それはいつも通りのある日のことであった。
上条当麻はベランダに布団を干そうとすると、ある一通の封筒が置かれている事に気付いた。
最初は風で吹き飛ばされてきたのだろうと思ったが、封筒には”上条当麻様”と書かれており、その他には住所も差出人の情報すらも書かれてなかった。
「何だこれ?…別に自分の名前宛てなんだから開けてもいいよな…」
そんなことを思いつつ封筒を開けてみるとそこには一枚の紙が入っていた。
中身を読んでみると
「おめでとうございます上条様!!!貴方は54128人の中から厳正な抽選にて選ばれ、『幻想御手(レベルアッパー)』を獲得することができる幸運な学園都市の人です!!!
チェックをしたら、そこから外へこれを紙飛行機の形にして飛ばしてください。人口精霊ホーリエが異次元より貴方の手紙を回収に参ります。」
その手紙の最後には”まきますか まきませんか”と大きな文字で書かれていた。
「新手の詐欺か?全く、上条さんはこんな面倒な事に付き合ってる暇なんかないってのに…」
そんな独り言を呟きながらも、手紙に書いてある”幸運な学園都市の人”という文字列に思わず目を奪われてしまい、ふとした思いで”まきます”の方にチェックをして、紙飛行機の形に折り外へと投げた。
「こんな事で能力者になれたら上条さんは今頃不幸じゃないですよ…」
そんな事を思いながらも上条は心の奥底で何かを感じていた。
新たな何かを−−−



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