過去ログ - 上条「まきますか? まきませんか?」
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VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]
2010/04/05(月) 00:46:05.30 ID:n8Zgn1so
「「「!」」」
全員の目が、いきなり現れた光球に集中する。
飛び出したホーリエは、蛍光灯から下がる紐の周りを、明滅しながらぐるぐると回っている。その様は、まるで焦っているかのような印象を伺わせた。
「な、なに!?」
「敵。じゃあなさそうだけど。」
インデックスと姫神は驚いたのだろう。やや身構え、その軌跡を目で追った。
「ホーリエ!? 突然なんなの!?」
真紅も光球のいきなりの動きに驚いたのか、軽く目を見開いていた。
しかしホーリエは己が主人の言葉になんら反応することなく、まるで何かを探すように室内を円周している。
そして不意に、ホーリエはその円運動を停止した。
まるで目的のものを見つけたかのように急速に方向転換。部屋の片隅に置いてある小さめの箪笥の上で停止した。
そこには小萌が置いたのだろう、小さな置時計と、何かの思い出らしき、写真立て。
飾られているのは卒業写真かなにかなのか、スーツ姿の小萌や見たことのない大人たちの姿があった。
ホーリエは、その写真立ての前で激しく明滅を繰り返す。
「真紅!?」
上条が緊張を浮かせた表情で真紅を見た。まさか、と言う焦りが彼の顔には浮かび上がっている。
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