過去ログ - 上条「まきますか? まきませんか?」
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179:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga]
2010/04/05(月) 00:46:05.30 ID:n8Zgn1so

「「「!」」」

 全員の目が、いきなり現れた光球に集中する。

 飛び出したホーリエは、蛍光灯から下がる紐の周りを、明滅しながらぐるぐると回っている。その様は、まるで焦っているかのような印象を伺わせた。

「な、なに!?」

「敵。じゃあなさそうだけど。」

 インデックスと姫神は驚いたのだろう。やや身構え、その軌跡を目で追った。

「ホーリエ!? 突然なんなの!?」

 真紅も光球のいきなりの動きに驚いたのか、軽く目を見開いていた。

 しかしホーリエは己が主人の言葉になんら反応することなく、まるで何かを探すように室内を円周している。

 そして不意に、ホーリエはその円運動を停止した。

 まるで目的のものを見つけたかのように急速に方向転換。部屋の片隅に置いてある小さめの箪笥の上で停止した。

 そこには小萌が置いたのだろう、小さな置時計と、何かの思い出らしき、写真立て。

 飾られているのは卒業写真かなにかなのか、スーツ姿の小萌や見たことのない大人たちの姿があった。

 ホーリエは、その写真立ての前で激しく明滅を繰り返す。

「真紅!?」

 上条が緊張を浮かせた表情で真紅を見た。まさか、と言う焦りが彼の顔には浮かび上がっている。



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