過去ログ - 上条「まきますか? まきませんか?」
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18:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]
2010/03/20(土) 16:23:28.39 ID:2Z2/dwEo



 布団を干し終えた上条は、一度大きく伸びをして、秋の空を見上げた。

「大覇星祭も終わったし、旅行先のゴタゴタもなんとかなったし、しばらくは静かだといいんだけどな・・・」

 呟きながら、ここ数ヶ月のことを思い出す上条。

 気がついたら記憶がなくて、同居人が増えてて、魔術師の知り合いが出来てて、数日ペースで命のかかる様々極まりない騒動が気軽に巻き起こる日々。

 そんな思い出というには新しい記憶が、吹く秋風とともに上条の脳裏を通り過ぎていく。

「よく生きてるよなー、俺・・・不幸だ」

 数ヶ月前に件の同居人がひっかかっていた手摺り。そこにに手をかけた彼の口から、割と本気の感想がついてでた。

 言葉だけなら、自分の境遇を歎く一言。

 だが、彼が浮かべているのは、やや苦笑が混じっているが微笑みに属するものである。


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