過去ログ - 上条「まきますか? まきませんか?」
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VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]
2010/07/04(日) 23:22:49.43 ID:SO/OYW.o
「そうねぇ。それもいいんだけど」
「あ、こちらのことでしたらお気になさらないでくださいまし。集合時間までは十分にゆとりがありますので」
時刻はまだ夕刻にもなっていない。集合時間はまだまだ先だ。
「あー、でもごめん黒子。ちょっと遠慮しとく」
しかし美琴は少し申し訳なさそうに首を横に振った。
「……何かご用時がありますの?」
軽く眉根を詰める白井。
まさかあの類人猿と……などという考えが頭をよぎるが、それにしては口調にも表情にも『それ』らしさがない。大体の場合、どこか口ごもるか、(口惜しいが)可愛らしくモジモジとしているというのに。
「ううん、というか、私の都合がね」
美琴の方も白井の思考を察したのだろう。口元に微苦笑を浮かべた。
「この後、依頼があった研究施設の方に顔を出さないといけないのよ。まぁ大した用事じゃないらしいんだけど、出来れば立ち会ってほしいって」
「そ、そうなんですの」
美琴に限らず、高レベル能力者というのは、とかく研究協力の依頼が多い。かく言う白井も、学園都市では珍しい部類に入る空間移動系能力者であるため、実験協力は結構な頻度である。
もっとも、風紀委員の仕事があるため、その大部分は断っているのであるが。
白井でもその有様なので、美琴となるとその頻度はさらに多い。レベル5は能力的に軍と対等に遣り合えるという物理的な攻撃力かそれに類似する『威力』も条件だが、それと同等に、能力特性が稀有ということも条件のひとつだ。
比較的有り触れた能力である電撃使いであっても『超電磁砲』の出力や応用力は他の類似能力と比肩するものではないのである。
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