過去ログ - 上条「まきますか? まきませんか?」
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421:上条と真紅 ◆zEntDqWLlc[sage saga]
2010/12/19(日) 23:59:08.04 ID:fZ7VQz2o
「話を続けるわね」

 沈黙を承諾と受け取ったセーラー服が、わざとらしくニッコリと笑顔を浮かべた。

 実はね、と前置きをしてから、

「翠星石の居所がわかったのよ」

「……翠星石?」

 まったく想像していなかった話題に、水銀燈が眉を顰めた。

「そう。元々は私のところに翠星石もいたのだけれど、どうも私のやってることが気に入らなかったらしくて、逃げてしまっていたのよ」

 セーラー服が、ひょい、と肩を竦め、苦笑を浮かべた。

「でも別に契約もしてなかったし、私の目的には蒼星石だけで十分だったから捨て置いたのだけれど……ついさっき、ちょっと貴女にも関係のありそうなところにいるのがわかって」

 含みある視線が水銀燈に向けられる。

「……」

 水銀燈は無言で話を促した。

「真紅のところ、よ」と、セーラー服が言った。

「……」

 ほんの僅か、水銀燈の目が細まる。


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