過去ログ - 上条「まきますか? まきませんか?」
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43:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]
2010/03/21(日) 15:32:49.28 ID:TgoUeT2o

「いや、わかったけど・・・」

 もう湯気を立てなくなった自分の紅茶に目を向けながら、上条は左頬を掻いた。

 先ほど真紅にひっぱたかれた場所だが、もう痛みはない。

「?」

 言いよどむ彼の様子に、真紅が不思議そうな視線を向ける。

 上条はややバツが悪そうに視線をうろうろとさせ、

「いやなんつーか、結構にヘビーなお話で、上条さんとしてもなんとコメントしていいのかわからないのですよ、はい」

 と、言った。

 色々と覚えることがあったようだが、とりあえず上条の心に堪えたのは『姉妹で戦っている』という点だった。

 話によれば、ローザミスティカは真紅を含む姉妹たちの命、ということである。

 それを集めるということは、結局、奪いあうということだ。



 やっていることは、殺し合いに等しい。



 なるべくなら争いごとをしたくない、話し合いですむならそれに越したことはない。

 そんな思考が基本である上条にしてみれば、いくらそれが真紅たちの使命とはいえ、あまりにもあまりにもだと思ってしまうのだ。


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