過去ログ - 上条「まきますか? まきませんか?」
1- 20
509:上条と真紅 ◆zEntDqWLlc[sage saga]
2011/08/18(木) 23:28:50.21 ID:ivATNVgBo


 順調だ。
 上条の部屋で広がる光景に、内心で笑みが浮かぶ。
 激しく争う赤と蒼と黒。そして床に転がっている翠。
 桃がいればベストだったが、それも些細な変化だ。
 そうは言っても、桃が逃走を図ったのは予想外だった。
 完全に掌握しているはずなのだが、それでもなお自我に影響を与えるとは、流石はローゼンの最高傑作というところか。
 だが、問題はない。
 この程度のズレは想定の範囲内と言える。それに元々、この計画そのものが不完全さを逆手に取ったものだ。
 『薔薇乙女』たちは、それぞれが最低限の用さえこなしてくれたらいい。
「そろそろきつくなってきたでしょう? 諦めて降参したらぁ?」
「っっっ!」
 剣戟の音が繰り返され、赤が徐々に追い詰められていく。
 佳境に差し掛かかる『薔薇乙女』たちの闘いを見ながら、再び内心で笑う。
 順調、なのだ。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
808Res/714.60 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice