過去ログ - 上条「まきますか? まきませんか?」
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714:上条と真紅 ◆zEntDqWLlc[sage saga]
2013/02/10(日) 00:02:47.92 ID:Pi1WW8jxo

「「「え……」」」

 蒼星石を覗く全員が、吐息のような声を漏らした。

「なっ……何をやっているの蒼星石っ!」

 思わず脚をとめ、セーラー服が叫ぶ。

「蒼星……石……?」解放された姫神が、しりもちをつきながら蒼を見た。

 蒼星石の顔に浮かんでいるのは、無表情ではなかった。

 唇を噛み、眉根を詰め、しかし何かを決心した顔。

 それはまるで、蒼を止めるためなら蒼を破壊するとまで言い放った、翠の悲壮な決意の表情に似ていた。

「……」

 蒼星石は、鋏を振り下ろした姿勢のまま、大きく、息を吸い込んだ。

 それから顔をあげる。
 
 視線は、契約者であるセーラー服に向いていた。

「もう……もうやめましょうマスター!」

 と、蒼星石が言った。




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