過去ログ - 上条「まきますか? まきませんか?」
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95:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga]
2010/03/21(日) 16:53:40.81 ID:TgoUeT2o

「・・・真紅、しっかり掴まってくれ。ここからなら一気にいけると思う」

「わかったのだわ」

 真紅がうなずき、上条の首に手を回した。

「それと、その」

「?」

 駆け出すと思ったところで言葉が続き、真紅は上条の方に目を向けた。

 彼は横目で彼女を見ながら、

「さんきゅ、助かった」

「え・・・」

 それだけ言って、上条は地面を蹴った。

 もう彼は真紅を見ない。前だけを見て、路地を疾走する。

「・・・・・・」

 再びゆれ始めた視界。

 真紅は振り落とされないよう、両手に力を込めながら、

「まったく、世話のやけるマスターを持つと苦労するのだわ・・・」

 と、言った。




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