22:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]
2011/01/05(水) 23:14:50.87 ID:fTbLwVYo
だが、はたして私にそれに見合った理由があるのだろうか。
そう聞かれて頷ける自信はない。
しかし悪いとは思えど、私にとっては他の何よりも重要な理由がある。
それがどんなものなのかは……またすぐに明らかになるだろう。
もうバレバレな気もするけど当人はまったくもって気付くはずもないから大丈夫。
「……ほら」
妙に長いフライドポテトの詰まった紙ケースの口をアイツに向ける。
一瞬きょとんとした顔を私に見せ、アイツは少し躊躇うように尋ね返した。
「いいのか?」
「いいわよ。食べたいんでしょ。私そんなに食べれないもの」
それじゃ遠慮なく、とアイツは取って付けたような理由に何の疑いもなくポテトに手を伸ばす。
ほんと、単純。
でもどうしようもなく安っぽいけれど、この程度の気遣いをする程度には私はアイツに申し訳ないと思っているのだ。
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