280:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/04(金) 03:25:10.26 ID:7ywMJCK/o
体晶――薬品と称すには語弊があるが、そう呼ばれる『アイテム』に必要不可欠なものがある。
構成員の一人、滝壺理后の能力を発動させるために必須となるその粉末体は『アイテム』の要だ。
滝壺はいわば『アイテム』の『目』だ。
相手がどこに逃げようと必ず追い詰める猟犬の目と鼻。彼女の存在があって初めて『アイテム』は機能する。
滝壺を目とするならば麦野と絹旗は牙と爪。直接の攻撃力を持つのはこの二人。
圧倒的な攻撃力と鉄壁性を持つ二人だが、目も鼻も利かなくなればどうなるかは説明せずとも分かるだろう。
麦野の砲は連射性と速射性に難があり、その火力ゆえに精密な照準が要求される。
絹旗は物理火力には鉄壁を誇るが、弱点が多すぎ搦手には無力だ。
学園都市から支給される体晶を奪われ滝壺が機能しなくなれば『アイテム』は張子の虎も同然だ。
いくら強力な力を持とうと所詮は少女。盲の獣を詰めるのは容易い。
体晶は学園都市における秘中の秘。成分を解析しようとしても手も足も出ないほどの謎の塊だ。
対価としてそれなりに奔放に行動する事が許されているが、それは従順の報酬でしかない。
だから垣根だろうが誰だろうが関係ない。
どれだけ手を差し伸べられようとも、麦野たちにはその手に噛み付く事しか許されないのだ。
「くたばれ腐れオナニスト! 他人巻き込んで見下してんじゃねえよ! テメエに哀れまれる筋合いなんかねえ!
何が平和主義だ笑わせんな! テメエのそれは偽善ですらねえ、地雷踏ませて遊んでるだけじゃねえか!
マス掻くならテメエ一人でやってろ! イカ臭せえ手で触んなボケがぁっ!!」
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