501:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/23(水) 00:44:53.81 ID:N02eUm/Go
「私を突破できない時点であなたの負けは確定してるンですけど」
嘯いて、絹旗はようやく反撃に出る。
黒夜が絹旗の一撃を避けた時に見せたおかしな反応。
彼女の能力には第一位の持つ『ベクトル操作』の演算方式を移植されている。
それは単に掌から無色透明の槍を生み出す能力ではない。
『両の掌を基点に窒素のベクトルを操る能力』
限定こそされるものの窒素は大気中の大部分、およそ八割を占める。
呼吸をし、音が生まれ、風が流れる場には全て窒素が満ちている。
だからこそ黒夜は避ける事ができた。 ベクトル
絹旗の呼吸、心拍、動きの悉くを窒素が媒介する震えとして捉え察知している。
その全てを捌き切る事はできないにしても少なくとも大きな挙動を伴う動き程度なら見ずとも分かる。
何かが動けば空気が流れ風が生まれる。
それらは窒素の持つベクトルとして黒夜の掌に伝わり彼女の超反応を手助けする。
味方であるはずの窒素に裏切られたような気がするがそれも些細な問題だ。
避けられるならば。
風を読まれるならば。
動いて風が生まれるならば。
それって要するに――風を超生まなければいいだけの話でしょう!
ボンバーランス
窒素の挙動を操るのが黒夜海鳥の『窒素爆槍』なのだとしたら。
オフェンスアーマー
窒素の停止を操るのが絹旗最愛の『窒素装甲』なのだから。
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