665:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/05/18(水) 01:11:00.82 ID:32iMxubGo
(このままじゃジリ貧です……が)
だが絹旗にも勝機はある。
黒夜の体晶を用いた能力行使には限界がある。
滝壺のようにある程度の耐性がある者ですら連続しての使用は無理があるのだ。
黒夜のそれには必ず限界が来る。黒夜が自滅するまで躱し続けていればいいだけなのだが――。
(問題はそれまで逃げ切れるかって事ですよね)
「下手な事は考えない方がいいよォ?」
絹旗の思考もまた、黒夜には分かっていた。
だが、だからこそ何も考えずに暴走させた訳ではない。
「SF映画っていったらもォ一つ――コイツは外せないよなァ」
にやりと嗤う黒夜。
その笑みにぞくりと背筋が粟立ち。
(拙い――っ!)
咄嗟に絹旗はその足元に向かって――、
「もォ様式美だろォ? SFっつったら――――ビームだよっ!」
能力により指向性を得、解き放たれたプラズマが地下施設に光の軌跡を描いた。
それはまるで『原子崩し』。麦野沈利の持つ電子の砲とあまりにも似ていた。
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