過去ログ - 佐天「世に鬼あれば鬼を断つ。世に悪あれば悪を断つ。」
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◆JZzNmabVtI
2010/06/25(金) 22:47:04.06 ID:RuiFdFo0
<おい!木原とやら!なぜ吾をこんなところへ呼んだのか、早く説明せぬか!>
私が抗議の声を上げる前に、カミキリムシ…正宗が苛立たしげに抗議した。
「これは失礼しました。それではお話しましょう、佐天さん、どうぞこちらに
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◆JZzNmabVtI
2010/06/25(金) 22:58:29.29 ID:RuiFdFo0
「……」
私はその話をすんなりと信じることはできなかった。別の世界だとか、そんなオカルト
じみた事を信じる人間は、この学園都市にはそうは居ないだろう。
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◆JZzNmabVtI
2010/06/25(金) 23:14:28.18 ID:RuiFdFo0
「なんで私なんですか!?私なんかじゃなくて能力者の人に頼めば…」
「残念ですが、それは出来ないんですよ」
そう木原さんは言う。
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◆JZzNmabVtI
2010/06/25(金) 23:27:18.52 ID:RuiFdFo0
話を終えて、私達は部屋の外に出る。
「ここでの話は機密事項ですので、くれぐれも他の人間には話さないように
お願いします」
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◆JZzNmabVtI
2010/06/25(金) 23:38:41.49 ID:RuiFdFo0
まさかOKするとは思わなかった。
というかこのカミキリムシと2人(?)きりというのはちょっと遠慮したい。
それに正宗が歩いていたら騒ぎにならないだろうか?そんな疑問が浮かぶ。
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25
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◆JZzNmabVtI
2010/06/25(金) 23:51:30.07 ID:RuiFdFo0
「うわ!?何!?」
音のした方向を見ると、銀行から火の手が上がっている。
周りの悲鳴から察するにどうやら強盗が入ったようだ。
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26
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◆JZzNmabVtI
2010/06/26(土) 00:01:53.60 ID:IpDDeKA0
<ええい!あの程度の相手、吾を装甲すれば取るに足らん!急げ、娘!
これ以上、彼奴等の悪行を見過ごしてはおれん!>
周囲からは悲鳴と散発的に爆発音が聞こえる、おそらく警備ロボが応戦しているのだろう
彼の言っている事が本当ならば、私でもこの騒ぎを鎮める事が出来るのだろう…
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◆JZzNmabVtI
2010/06/26(土) 00:13:04.54 ID:IpDDeKA0
<その意気や良し!ここに契約は成った!さあ!吾を装甲するのだ!娘、いや御堂!!>
「装甲?どうすればいいの!?」
<手を前に掲げ、装甲の構えをするのだ!あとはおのずと理解できる!>
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28
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◆JZzNmabVtI
2010/06/26(土) 00:24:31.46 ID:IpDDeKA0
甲高い音が響き、目の前が光に包まれ、私は思わず目を瞑る。
そして、おそるおそる目を開けると…、私の体は濃藍の鎧に包まれていた。
「なに…これ……?」
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◆JZzNmabVtI
2010/06/26(土) 00:33:58.93 ID:IpDDeKA0
「きゃっ!」
銃声の驚き思わず頭を押さえて目を瞑る。しかし、私の体には何の衝撃もこず、
聞こえたのは銃弾が弾かれる乾いた音だけだった。
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