692: ◆LKuWwCMpeE[sage]
2011/02/05(土) 23:12:33.63 ID:IHKgETkDO
「あの、お姉様。お姉様はどうしてここに?」
「それは…………」
美琴が何故ここにいるのか。
何となく黒子は予想が付いていた。
何故かは分からないが、何となく。
「いらっしゃるんですのね? あの類j……上条さんがここに」
「………………うん」
「やっぱりですの」
溜め息を吐く黒子に、美琴は少し気まずい気持ちを抱く。
以前、自身が黒子の前で上条に告げた酷い罵倒がまだ美琴の頭の中でこびりついている。
心にも思ってない言葉を、言いたくもなかった言葉を彼に浴びせてしまった事を思い出してしまっていたのだ。
「全く、お姉様は…………お姉様の頭の中は上条さんしか無いんですの?」
とは言いながら黒子の内心は実は軽い。
冷たい言葉を浴びせたあの時の美琴と、今上条がいるからと言う理由でこの場にいる現在の美琴と。
決定的に、顔付きが違っていた。
何時仲直りの様なものをしたのかは知らないが、恐らくあの時とは状況が違うのだろう。
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