過去ログ - 上条「身体が……熱い」
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697: ◆LKuWwCMpeE[sage]
2011/02/05(土) 23:17:15.37 ID:IHKgETkDO

「キャパシティダウンか!」

「ご名答。お前に効かないという事はお前は無能力者という部類か?」

即座に言い当てた土御門、男は含み笑いを持たせながら言う。

 キャパシティダウン。能力者の演算を阻害する音響兵器の事だ。

「だが超電磁砲や一方通行程の能力者に効くキャパシティダウンは持ち運び出来ない筈だ…………!」

土御門の言う通り、彼らに効く程の完成型のキャパシティダウンは大型化し、易々と持って歩けるものではない筈なのだ。

「ククク。この化け物共を造る技術を提供した研究者がな、これも持たせてくれたのだよ」

「ぐ…………!」

「う…………あ…………!」

「大丈夫か!?」

とうとう蹲ってしまった美琴と黒子に、黄泉川が駆け寄る。

「誰だよ、そのクソ研究者は…………!」

土御門が苛立った顔を隠しもせず、男と女を睨み付ける。
そこまで情報、技術を漏洩してしまっている研究者というのは、間違いなく『グループ』の標的にされる程の学園都市にとっての悪人の筈なのだがそんな仕事はした事が無かった。

「噂によれば、そこの第一位に殺されたみたいなんだがな。ま、そんな事はどうでもいい。通してもらうよ」

男がそう言うと、パチンと指を鳴らす。それを合図に異形が土御門に向かって飛び出していた。



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