過去ログ - 上条「身体が……熱い」
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710: ◆LKuWwCMpeE
2011/02/06(日) 01:50:44.54 ID:Zqh8XHEDO

「ぐ…………と、当、麻…………?」

何故ここに────。
拳を握り締めている上条を見て、美琴は苦痛に顔を歪ませながらも声を上げた。
上条も美琴に目をやると、拳に更に力を込める。
ギュッと力強く握り締めたそれは、怒りに震えていた。

「『幻想殺し』、まさか貴様の方から来るとはな」

「うるせぇよ魔術師。さっさとそれを止めろ」

男の言葉に被せる様に上条は吐き捨てた。
美琴達を苦しめるものはどういうものかは分からないが、恐らく男が手にしている機械の様なものだろう。

「貴様にはこれが効かないのか?」

キャパシティダウンが効いてない様子の上条に男は驚いていた。

上条の手に宿す幻想殺し。
魔術でもない、能力でもない、原石でもない上条の生まれつき持っている力。
その力はいまだ詳細不明で、上条自身もよくは分かってはいない。

しかし今はそんな事はどうでもいい。

「………………っ」

自身の持つ力の些細な事など上条の頭には無い。
美琴が苦しんでいるのだ。
男をぶっ飛ばし、美琴を苦しめる機械を壊す────それしか上条の頭には無かった。



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