過去ログ - 上条「身体が……熱い」
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746: ◆LKuWwCMpeE[sage]
2011/02/06(日) 17:50:21.49 ID:Zqh8XHEDO

 理解出来た。
倒れた一方通行も、崩れた壁も床も。
怯えた美琴も。

やってしまったのは、全て自分だと。

「………………」

立ち上がる。

ビクッ────────。

自分の一挙一動を見守る少女の、震えた様子が手に取る様に分かった。

一歩美琴に近付く。
ギュッとさらにインデックスを抱く腕の力が込められていた。

──…………はは、とんだクソ野郎の化け物だな、俺は。

その目は来ないで、近寄らないで。
言葉に無くても、そう語っている気がした。

「………………っ!」

近付く事に震えが増している様に、美琴の身体は震えている。
インデックスも回された美琴の腕を、自身も抱く様に持っている。
彼女に触れたい。
声が聞きたい。

そして、一歩、また一歩と進むと。

キュッと、美琴の目が瞑られた──────。






「…………無事か?怖がらせて悪かった………………美琴」







上条は、気付けば踵を返し走り出していた────。



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