過去ログ - 上条「身体が……熱い」
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843: ◆LKuWwCMpeE[sage]
2011/02/09(水) 01:08:25.42 ID:kI7EFVyDO


上条は耳を疑った。
美琴は、今何て言った…………?

スキ…………?
ダレガ…………?
ダレヲ…………?


「アンタの事が、好き。世界で一番、好き」


更に聞こえてきたその声。
夢ではないかと疑う程のその言葉の意味。

「嘘、だろ………………?」

だって。
だって美琴は、自分を蔑む程嫌いではないのか。
憎んでいるのではないのか。
海原が好きなのではないのか。
あの時のあの光景は。

「何時言おうかずっと迷ってた。何度口にしかけたか分かんないくらい、アンタの事ばっか考えてた」

「御坂………………?」

「嘘でこんな事…………言える訳ないじゃない…………!」

ギュッと回された腕に更に力が入る。
それはもう、苦しいくらいに。
でもそれよりも、いまだに上条は信じられない。

「アンタが名前で呼んでくれた時、凄く嬉しかった。作った料理を美味しいって食べてくれた時、凄く嬉しかった」

「……………………」

「アンタが私を頼ってくれた時、凄く嬉しかったの。何があっても守ろうって、そう思ったの」

「………………御坂……」

思い出される美琴との思い出。
ご飯を食べて。
料理を作ってくれて。
勉強を教えてくれて。
擬似デートをして。
笑って。
泣いて。
抱き締めて。
抱き締められて。

それを美琴は喜んでくれていたのか?
嫌がってはなかったのか?



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