過去ログ - 一方通行「こいつは俺のたった一人の大事な妹なンだよ」
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307:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage]
2010/11/16(火) 22:40:36.95 ID:7jXoDtg0

百合子「……実は、普段使ってる紫外線の反射程度の能力の使用で2年ちょっと持つかなぁ…ってくらいしか残量がなかったんです。
    さっきの反射の空間は、…えへへ、実はキャパシティ越えです…。もう、いつ生命維持出来なくなっても、おかしくないんです」

一方通行「ふ、ざけンなよ…なンだよ…そりゃァ…なンで、俺なンか守ったンだよ…電極を入れりゃァ…俺は、…」

百合子「…私の我がままです。お兄様を守り通したかったんです。…あのですね。もう、最後だと思うんですよ…。お話、聞いてもらっても、いいですか?」

一方通行「………」

百合子「研究所から出たすぐの頃は、私、自分のこと時間制限付きの劣化クローンとしか思えなかったんですね。
    …だから、自分が生きてることに価値が見いだせなかったんです。それで、スキルアウトさんに絡まれちゃった時に
    『このまま思うがまま残量全ての能力を振るって死んじゃおう』って思ったんです。
    でも、そこで聞いたのがお兄様の名前でした。そこは最初にお話しした通りなんですけど…。
    えと、妹達は超電磁砲の御坂さんに受け入れられて守られて愛されてるって研究所でちょっと聞いたので…。
    『それなら、私も、一方通行に愛して貰えるかも。劣化コピーでしかなく用済みになった私でも、オリジナルのお役に立てるかも。
    短い余生を過ごすしかないなら、今ここで死ぬより、オリジナルといた方が幸せに過ごせて、最後も気持ちよく未練なく[ピーーー]る』って思ったんです」

一方通行「…………」

百合子「えへへ…。そうして、お兄様に接触しました。結果、すごく幸せでした。すごく楽しかったです」

一方通行「そう…かよ…」

百合子「でも、ですね…」

一方通行「?」

百合子「だんだん、怖くなってきちゃったんです…。こんなに幸せなのに、私は2年くらいで死んじゃうって。この場所から私だけがいなくなってしまう。
    でも、そのことを言って、みなさんのお時間を私なんかに裂いていただくのは気が引けて…、言えませんでした。
    だって、時間はこんなにも短くて、あっという間に過ぎてしまうから…勿体ないじゃないですか…。限りある時間、生きるなら、幸せを考えて
    生きて行きたいじゃないですか…。えへへ…死ぬ時は、さりげなく、みなさんの元からいなくなって誰にも迷惑かけずに、死のうと思ってたのに…」


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