過去ログ - 魔王「武器を下ろせ。お前と戦う気はない」その2
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77: ◆JbHnh76luM[saga]
2010/12/26(日) 01:21:35.54 ID:3rRPT2Eo

魔王「ん?」

勇者「うん、ちゃんと動いてくれたみたいだな」マンゾク

魔王「これは、魔法障壁……か?」

勇者「魔王が使ってたのと比べたら弱すぎるけど、ないよりはマシだと思ってさ。俺が昔見つけた魔法道具に付与されてた魔法をこっちに移したんだ」

魔王「いや、これだけでも十分だ。ありがとう、勇者」ギュー

勇者「早く元の身体に戻らなきゃな」

魔王「……そう、だな」キュッ

勇者「どうしたんだ?」

魔王「なんでもない。子供のままというのも良いかな、と思っただけだ」ニコッ

勇者「おいおい……」

魔王「それはさておき、明日にでももう一度王と話をせねばならんな」

勇者「どうしたんだ?」

魔王「このままだと折角の講和が崩れてしまう可能性があるのだ」

勇者「相手の中核が人型魔族だから、か?」

魔王「うむ。人間と似ている種族だけに、区別がつきづらいであろう。戦闘ともなれば鎧などで判別がつけれるが、それ以外だと判別は難しい。その状態で内部から攻撃されれば人間側に疑心暗鬼が生じる」

勇者「角とかはどうとでも隠せるもんなぁ」

魔王「とはいえ、これについても対策がまだ思い浮かばないのだがな。やはり子供の身体では調子が出ん。良いアイディアがなかなか出ないな」

勇者「すぐに戻れるさ。俺がついてる」

魔王「……そう、だな」

ワーワー ニゲロー

魔王「外が騒がしいな」

勇者「何かあったのか」

宿女将「敵襲だよっ!」バァンッ


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